就労実績と就職者の声

就労実績

開所してから既に就労実績13
集計期間:2017年11月~2019年5月

昨年度就労実績10
集計期間:2018年4月~2019年3月

 

年齢 性別 利用期間 取得資格 業界 職種
1 50代 女性 H30.1~H30.5 不動産自営 事務
2 40代 女性 H30.1~H30.5 医療 看護師
3 40代 男性 H29.12~H30.6 自営 CAD制作
4 40代 女性 H30.8~H30.9 ビジネス会計基礎 アパレル自営 販売
5 20代 女性 H30.2~H30.12 P検4級 P検3級

ビジネスプレゼンテーション

コミュニケーションリーダー

福祉 栄養士
6 40代 男性 H30.8~H31.1 福祉 運転手
7 30代 女性 H30.10~H31.1 飲食 接客
8 30代 男性 H30.10~H31.2 ビジネスプレゼンテーション 食品 営業
9 40代 女性 H29.11~H31.3 P検4級 ピアカウンセラー 新聞 事務
10 20代 女性 H30.10~H31.3 P検4級 P検3級 販売 店員
11 20代 女性 H30.7~H31.3 県職 受付
12 60代 女性 H30.10~H31.3 レジャー 事務
13 20代 男性 H30.1~R1.5 10分ランチフィットネス

インストラクター

スポーツジム 接客

 

就職者の声(就労した卒業生からの一言)

身についたこと、役に立ったこと、良かったこと、変われたこと

 

【8】 30代 男性 食品業界 営業

身についたこと

私はうつ病を発症してからパニック障害となり、対人緊張で人前での会話が苦手になりました。通所3ヵ月経ってから朝礼の司会やイベントに積極的に参加することにより、徐々に喋れるようになりました。最初は思うように発言できずに悩むことが多かったですが、スタッフの方が親切に相談にのってくれて時間が経つにつれて自信がつきました。その中で一番の気付きは「チャレンジした自分を褒める」というアドバイスを頂き、失敗しても前向きに気持ちを切り替えていく事を学びました。今では発症前の明るくハキハキと喋れる自分を取り戻すことができました。

役に立ったこと

就業に向けて自分自身の課題であった一人で頑張り過ぎたり、人目を気にしすぎて疲れたりするという課題がありました。また内心では自分の過去にやってきた事へのプライドがあり考え方を修正するにはあまりにハードルが高かったように思います。その部分を克服するために、初心に返ったつもりで実際に働かれている外部講師の方々の話を聞く機会を頂き、「現場で働らかれてる方々は常に100%の力で働いていないだ・・・」「今の自分の能力をありのまま出せばいいんだな・・・」という、メリハリをつけて働き変なプライドや理想を持たない考え方もあるんだ実感しました。そのおかげで就業した今では、会社に行ってもリラックスし、できない仕事は誰かにアドバイスを貰ったり頼んだりと素直に自分の心を開いているなと実感できています。

良かったこと

フィン大橋に入所前の私は就職に対して焦っていました。体調が回復しないまま就職し仕事が続かない事を繰り返していました。生活リズムも整っておらず好きな時間に寝て起きる事から日中に体が重い・・眠くて仕事に集中できない・・そこで「まずは少しずつから始めて、ステップアップしていきましょう」と、その時々の私に合う方法をスタッフが提案してくれました。焦っていた自分を客観的にみてくれてたいたことが今の回復に繋がりました。ヨガで体力の向上とウォーキングなどで気持ちをリフレッシュし、決して無理をすることなく個人個人にあったスケジュール調整を一緒に考えてくれて助かりました。

就業する2ヶ月前には毎朝10時~15時まで休まず自然と通えるようになっていました。

一人暮らしの私にとっては規則正しく生活する事が難しく、うつ病を治す上では生活リズムの改善はとても大切なのだと思いました。

変われたこと

以前営業職をしていたこともあり、人と話す事が元々好きな性格でした。しかしうつ病を発症し何事にも億劫になり人と話す事が苦手になってしまいました。特に口調の厳しい言い方をする人が苦手になってしまったのです。お客様と話したり交渉し商品を売ったりする事が得意だった私がなぜ・・という思いで悩み続ける日々でテレビを観て話をしている人を見て「なぜあんなに上手に話せるのだろうと・・・」出来なくなった私は自己嫌悪になってしまいテレビも観たくなくなりました。そんな私をスタッフの方々は色々な角度から背中を押してくれて、最初は何気ない会話を他の利用者が帰る15時以降にリラックスした状態から雑談を少しずつ始め、徐々にステップアップするためにグループトークを行い自信がついていきました。

就業一週間前には利用者・スタッフ皆さんの前で自分の過去の出来事をまとめたトークを1時間話す事ができるようにまでなりました。自分でもその時は驚くほどスラスラ話せるようになってるいる自分を実感できました。

現在では営業職に復帰し、自然体の自分で仕事ができています。もちろん過去に苦しんだだけに不安はありますが、不安のある自分と向き合いながら仕事をしているイメージです。「誰にでも悩みや不安はありますから」というスタッフの言葉を心の片隅においてます。

就業後のサポートもしっかりしてくれるので、悩みがあっても気軽に訪問して話を聞いてくれますし、電話で相談にものってくれるのでフィン大橋のスタッフには今でも助けられてますけどね。

 

 

【9】 40代 女性 新聞 事務

利用する以前は「人の話をきく」ということが苦手であり、できなかったことである。自分一人で決めてしまったほうがうまくやれたし、「相談するってめんどくさい」と考えていた。つまり自己中心的のコントロールフリークであった。

スタッフの方々や利用者の仲間と話をするうちに日によって、時期によって「あぁ、この人はこういう表情するんだ」「こんなことを考えているんだ」と発見があり、すなわち自分自身についても良くみえるようになった(合わせ鏡のように)。人間関係ってデジタルのように「オール・オア・ナッシング」ではなく、時間かけて、育んでいくものだと学んだ。調子のいいときも、良くないときも両方あってこその人間。

今後もそうだろう。生きている限り関係性も、自分自身も育つことができる。学校では得ることができなかった宝を、フィン大橋ではたくさん得ることができた。ウォーキング途中でした会話、フラワーアレンジメントやかぎ針編み、昼休憩にした「UNO」、新聞づくり、この経験こそが「宝」である。